著者
大塚 和弘 堀越 力 鈴木 智
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.409-410, 1997-03-12
被引用文献数
1

近年の計算機技術や気象学の発達に伴い, 2,3日先までの全国規模の気象予測の精度は向上している. 一方, 集中豪雨・豪雪, 雷雨などの局所的 (数km^2~数100km^2) で激しい降水現象は, 観測的にも物理的にも未解明な点が多く, 十分な予測が困難である. しかし, 現在, 防災や各種産業の効率, 経済性の向上のため, 1時間~3時間先までの空間・時間解像度の高い降水予測が重要な課題となっている. これまで, このような予測のために, 気象レーダ画像を用いた手法が提案されているが, 実用上その予測精度には問題があった。そこで, 本稿ではエコーパターンの局所的、大局的な動きの性質の違いに着目し, エコーの速度場の分割に基づく予測手法を提案し, 実験により予測精度の向上を確認したのでその旨を報告する.

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こんな論文どうですか? 時空間速度場の分割に基づく降水予測,1997 http://ci.nii.ac.jp/naid/110002890549 近年の計算機技術や気象

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