著者
堀越 力
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.127, no.9, pp.597-599, 2007-09-01 (Released:2007-09-05)
参考文献数
8

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著者
堀越 力
出版者
湘南工科大学
雑誌
湘南工科大学紀要 (ISSN:09192549)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.65-73, 2015-03-31

Google Glassの発表をきっかけに,近年,急速にウェアラブルデバイスへの期待が高まっている。ウェアラブルデバイスは,十年以上前から存在していたが,技術の進歩により,近年,漸く日常で使えるようなデバイスの可能性が見えてきた。本稿では,ウェアラブルデバイスの現状,各デバイスの特徴並びにその課題を述べ,今後の可能性について言及する。The announcement of Google Glass project has stimulated interest in a wearable device. Although the wearable device existed ten years or more before, they were far from "wearable." However, its possibility of the device can be seen by progress of current technologies, such as display device, wireless network, communication modules and so on. This paper describes the present condition of the wearable devices: the features of each device, and their subjects. And the future possibilities of the devices are discussed.
著者
森 偉明 鈴木 智 安野 貴之 堀越 力
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.78, no.3, pp.409-419, 1995-03-25
被引用文献数
8

3次元物体を認識する際,階層的にマッチングしていくのが最も効率的である.従来,詳細な3次元構造を抽出した後,わざわざそれを粗くすることによって階層的な構造を作ることがよく行われている.しかし,最初に詳細な3次元構造を得るのは非常に困難であり,かつ大量な計算が必要であるため,このようなアプローチは極めて非効率である.本論文では,まず,直接に粗い3次元構造から順次に多重スケール3次元構造を抽出できる手法を提案する.物体が存在する空間を最初に粗いボクセルに分割し,カメラのレンズ中心と画像上の特徴点を結んだ逆投影線の通るボクセルに対してある値を加算するという3Dボーティングを行う.加算値の高いボクセルは実際に3次元特徴点が存在する領域として抽出する.更に,3次元特徴点が存在するボクセルを再分割し,3Dボーティングを行うことを繰り返すことによって,効率的に粗いボクセルから細かいボクセルまでの物体の階層的な構造を抽出できる.次に,本論文では,画像上の特徴点の位置ずれとカメラレンズ中心の位置ずれによる3Dボーティングへの影響を解析する.そして,これらの誤差の影響を抑えるために,3Dボーティング後のボクセル空間に対して◸^2Gフィルタを掛けることが有効であることを示す.提案した手法を実画像に適用した結果では,複雑なシーンの6枚の画像から正確に階層的な3次元構造を抽出できた.
著者
中西 美木子 堀越 力
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.279, pp.41-46, 2010-11-06

手帳やファイルなどの身の回りのある物を入出カデバイスの代用品として用い,身の回りにある物でコンテンツの閲覧・入力操作をすることができるシステムを提案した.システム実現には単眼光学シースルーHMDを用いることが最適であると考え,単眼光学シースルーHMD利用時に映像の閲覧・操作を行なった場合の物の重要性を評価した.物がない状態,視覚的に距離を把握できる物が存在している状態,実際に物を持った状態の3通りにおいて知覚の違いを評価したところ,実際に物を持った場合において,物の存在の有効性を確認することができた.そこで,物に対してインタラクションを行なうシステムを試作し,その有効性を確認した.
著者
中西 美木子 堀越 力
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.83, pp.33-38, 2009-06-08
被引用文献数
1

ARを実現寸る際に必要なデバイスの一つである光学式シースルーHMDに表示される映像について,壁やファイルなど手がかりとなる物体に投影するように映像を見た場合と,手がかりが何もない状態で映像を見た場合の知覚の差を評価した.その結果,映像を見る場合,映像とのインタラクションを行なう場合両方において,手がかりがあると有効であるという結果が得られた.これをもとに,手がかりを用いたHMDの新たな利用法によるシステムを構築し,提案手法の有効性を確認した.
著者
大塚 和弘 堀越 力 鈴木 智
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.409-410, 1997-03-12
被引用文献数
1

近年の計算機技術や気象学の発達に伴い, 2,3日先までの全国規模の気象予測の精度は向上している. 一方, 集中豪雨・豪雪, 雷雨などの局所的 (数km^2~数100km^2) で激しい降水現象は, 観測的にも物理的にも未解明な点が多く, 十分な予測が困難である. しかし, 現在, 防災や各種産業の効率, 経済性の向上のため, 1時間~3時間先までの空間・時間解像度の高い降水予測が重要な課題となっている. これまで, このような予測のために, 気象レーダ画像を用いた手法が提案されているが, 実用上その予測精度には問題があった。そこで, 本稿ではエコーパターンの局所的、大局的な動きの性質の違いに着目し, エコーの速度場の分割に基づく予測手法を提案し, 実験により予測精度の向上を確認したのでその旨を報告する.