著者
神山 文子 西島 恵介 藤田 米春
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.60-61, 1997-09-24
被引用文献数
1

我々は, 短編推理小説を例にとり計算機による小説の自動理解の研究を進めている。計算機に小説を理解させる場合には, 明示されている言語情報から作成される論理的構造を, 読者が持っている常識, 登場人物の心理等の様々な命題によって補完し, 統合的な論理的体系を構築する必要がある。言語情報から作成される論理的構造は, 文の因果・含意関係によって表現されることが多く, これらを文章間で連鎖することで, 文章全体の論理的体系の構築が可能になると思われる。本報告では, 文中から因果・含意を表わす語を手がかりとして, 因果・含意関係(以下, このような関係を「因果的関係」と呼ぶ)にある文の抽出と分析について述べる。

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こんな論文どうですか? 小説における論理構造理解のための因果・含意関係の抽出と分析(神山文子ほか),1997 http://id.CiNii.jp/MIKVL

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