著者
藤野 清次
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告人文科学とコンピュータ(CH) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.6, pp.73-80, 2003-01-24

ベクトル解析において,記号∇はHamiltonの演算子またはナブラと呼ばれ,スカラー場とベクトル場を対応づけるベクトル微分演算子である,ことはよく知られている.しかし,一対何故ナブラと呼ばれるのか十分わかっていないように思われる.そこで,本研究では,ナブラの語源に溯りその後の歴史を辿りながら,記号∇とその呼び名ナブラが徐々に定着した経緯について述べる.As you know well, the symbol ∇ is called the Hamiltonian operator or "nabla" in the vector analysis. The symbol ∇ is significant differential operator which relates the scalar field to the vector field. In general, however, the etymological root of "nabla" is not known sufficiently. Therefore we make clear the etymology of symbol ∇ used for the gradient, and trace the history of the symbol form the viewpoint of linguitics.

言及状況

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出典はこの論文。急にナブラが気になって調べてみた https://t.co/u9ZEYLW6u5
@adx50150 @irobutsu 微分演算を表すのに微小量の記号Δをひっくり返して∇という記号を作り、その読みは形状から「ナブラ」とした、という風に私は読み取りました。この論文によると諸説あるようですねhttps://t.co/WtFnmgWcB5
CiNii Articles -  On Nabla ∇ originated from Nebel (=Harp) in Hebrew https://t.co/EkgF5Dn3MC #CiNii
ナブラ記号▽の命名者を調べたというレポート。Taitが使い出したのではなかった。 http://t.co/y17o9j9U

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