著者
川口 浩司 沼崎 慎吾 柳下 精一郎 土井 憲雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.78, pp.9-16, 2003-07-25

本稿では、XMLをメモリ上に効率的に格納し、高速に検索や集計を行うインメモリXMLデータベース「Karearea」の機構について紹介する。XMLデータのRDBへの格納方式には万能のものはなく、ネイティブXMLデータベースではパフォーマンスやメモリ消費の面で不十分という評価がされることが多い。筆者らはメモリベースの高速処理エンジンを核に、高速な検索や多次元集計の可能なXMLデータベースを開発した。また、メモリ上にXMLデータを格納した際のメモリ使用量や、検索や集計を行った場合の処理時間を計測し、その効果を確認した。In this paper, we introduce the mechanism of an in-memory XML database "Karearea." We developed the in-memory XML database, which stores XML efficiently in memory and performs searching and multi-dimensional summarizing at high speed, applying a high-speed processing engine of memory base in the core. We confirmed the effects of Karearea by measuring memory usage and processing time for searching or summarizing.

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