- 著者
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伊賀 聡一郎
安村 通晃
- 出版者
- 一般社団法人情報処理学会
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
- 巻号頁・発行日
- vol.1997, no.16, pp.75-80, 1997-02-07
我々は実世界のものからのアフォーダンスの計算機インタフェースへの応用を試みている。本研究では、実世界のものを利用した計算機システムにおける合成音声のアフォーダンスに関する実験を通じて実環境の音声情報による拡張に関する検討を行なう。合成音声に対する知覚の際のカテゴリーの判断基準、SD法による合成器のパラメータ変化による印象の違い、実環境の指示操作における合成音声の影響に関しての実験を行なった。合成音声のカテゴリーの種類による実操作でのモードの表現、合成器のパラメータの切替えによる実環境の状況表現の可能性について検討した。また、実世界の指示操作でのパラメータの変化による影響について実験を行ない、心理的な印象を元にした合成器のパラメータの切替えについての可能性を示した。This paper describes on applying speech synthesizer in computer interface which utilizes real world affordance. We have conducted three experiments which are to categorize voices of speech synthesizer, define mental images of voices by the difference of parameters (accent, pitch, and speed), and observe the actions of users in instructed tasks. And we have shown the possibility of using speech parameters in the computer augmented environment by representing modes by changing parameters of speech synthesizer.