著者
織田 哲治 木戸 彰夫 小田 明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. DD, [デジタル・ドキュメント] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.17-24, 1998-05-15
被引用文献数
1

国際符号化文字集合Unicode1.1及びISO10646-1が制定されてから、既に5年余りが経過しようとしている。現在も、ISOやUnicodeコンソーシアムによって文字の追加など符号化文字集合規格としての保守作業が行われる傍ら実装に向けての整備/検討が進められている。本稿では、Unicodeの内容解説から始め、その実装についての考察、他の漢字圏の符号化文字集合との関連を述べながらUnicodeの最新動向をまとめる。また昨今、その浸透とともにますますあちこちで聞かれるUnicodeに纏わるいくつかの批判的は議論についての技術的解説を試みる。本稿は、1章と全体のまとめを織田が、2〜4章を小田が、5章を木戸が執筆した。

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