著者
千田 恭子 篠原 靖志 坂内広蔵
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.7, pp.21-26, 1996-01-19
被引用文献数
2

検索の初期入力を支援するため、汎用シソーラスを利用して検索対象の文章中に含まれる語を意味別に分類して提示する索引メニューシステムについて報告する。検索に役立てるために、対象領域用のシソーラスを作成し、文書中の用語をそのシソーラスの分類にそって意味別に提示するシステムがある。しかし、検索対象ごとにシソーラスをつくるのはコストがかかる。そこで我々は、「分類語彙表」という汎用的なシソーラスを利用し、ある企業の規定文書を対象に、低コストで簡便な索引メニューシステムを試作した。しかし分類語彙表の体系は索引提示に利用するために作成されていないため、そのまま利用するには、最上位のメニュー提示に適した階層がないなどの問題点があった。そこで、索引項目を二つに分け、分類の視点がより明確である項目を先に提示するなどの修正処置を行なった。本論ではそのような修正を含めた索引メニューの構築方法と、その考察を述べる。We report a nex method for making an index menu of full text database. This index menu and its presentation system supports finding keyword for the users unfamiliar to the target text database. Although, some existing full text database systems have special thesaurus developed to match their contents, it is expensive to develop different thesaurus for each databases by the experts. Hence we developed an index menu by modifying a general thesaurus "Bunrui-Goi-Hyou" to make an index of text databases in general. We discuss on the general thesaurus, modification process, and an index menu presentation system.

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