著者
田頭 茂明 有木 康雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.21, pp.99-104, 1996-02-29
被引用文献数
1

音声を入力インターフェースとした情報検索システムの構築を試みた。具体的には、マルチメディア情報の一つとして、ニュース音声を対象としている。「日本はPKOに参加することになりました」と言うようなニュース音声を聞いていて、<PKO>と言う用語を知らない場合、その場で「そのPKOってどういう意味?」と知らない用語を音声で反復して尋ねることができるシステムである。これにより、情報を得ているメディアと同じメディアを使って情報検索することができる。このシステムでは検索対象のキーワードをニュース音声とユーザー発話との共通区間と設定している。共通区間を切り出す場合に問題となる話者性の違いに対しては、部分空間射影に基づく話者正規化を用いている。We tried to construct a system of enquiring unknown words, by spontaneous repetition, appearing in spoken sentences of TV. For example, we hear "Japan would join PKO." from TV news and if "PKO" is an unknown word, then we can enquire it by saying "What's the PKO?" The system recognizes the word "PKO" and explains its meaning. The system estimates a common section between news speech and user speech and recognizes the word corresponding to the common section. We solved a problem of speaker difference in extracting common sections by speaker subspace projection.

言及状況

Twitter (2 users, 2 posts, 1 favorites)

こんな論文どうですか? ニュース音声中の語彙反復による情報検索 : 部分空間射影に基づく話者正規化の応用(田頭茂明ほか),1996 http://id.CiNii.jp/MUMKL

収集済み URL リスト