著者
平井 啓之 党 建武 本多 清志
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.51, no.12, pp.918-928, 1995-12-01
被引用文献数
13

喉頭を含めた発話器官の生理学的モデルを作成した。このモデルは、各筋の活動量を入力として、舌・喉頭・顎などの発話器官に加わるすべての力が釣り合うときの発話器官の位置を求め、得られた声道形状及び声帯長を用いて音声の生成を行なうものである。また、本モデルでは、舌・下顎・舌骨・喉頭は互いに筋によって接続され力の授受が考慮されているため、舌と喉頭との相互作用を表現することができる。測定された筋電信号を入力として発話時の声道形状及び音声を生成し、発話時の声道断面のMRI画像及び実音声との比較を行なった。また、本モデルを用いて外舌筋のF_0に及ぼす影響について検討した。

言及状況

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こんな論文どうですか? 舌と喉頭との相互作用を考慮した発話器官の生理学的モデル(平井 啓之ほか),1995 http://id.CiNii.jp/NCNcL

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