著者
岩瀬 昭雄 伊積 康彦
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.411-419, 1996-06-01
被引用文献数
20

音響管を用いた多孔質材料の伝搬定数計測では, 試料を剛壁に密着状態と背後に1/4波長の空気層を設けた状態での2回のインピーダンス測定を行う方法が代表するように, 試料背後の空気層確保が必須条件で, 柔らかな材料の形態を変えないで上記2条件を実現する困難な課題に大きな努力が注がれてきた。本研究ではこの方向とは考えを異にした背後空気層を全く不要とする, 試料前後の伝達関数分析のみによる極めて単純な計測法を考案し, 有効性を検証した。その検証過程で, 多孔質試料には音響管壁で支持される共振振動が生じて大きな計測誤差を生むことが初めて明らかにされ, その回避が音響管を用いた計測法に共通する新たな問題として提起された。

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こんな論文どうですか? 音響管を用いた新しい音響伝搬定数の計測法 : 試料背後の空気層を必要としない計測法(岩瀬昭雄ほか),1996 http://id.CiNii.jp/NCRjL
こんな論文どうですか? 音響管を用いた新しい音響伝搬定数の計測法 : 試料背後の空気層を必要としない計測法(岩瀬昭雄ほか),1996 http://id.CiNii.jp/NCRjL

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