著者
土居 茂雄 山村 雅幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.87, no.1, pp.48-59, 2004-01-01
被引用文献数
2

AntNetにおいて,一定時間ごとにフェロモンを揮発させるフェロモン揮発法DCY-AntNetが提案されている.そこでは,エージェントやパケットがリンクを移動するときの所要時間を考慮せずに一様にフェロモンを揮発させてしまうため,ネットワーク全体のトラヒックふくそうが起き,報酬が与えられない場合でもフェロモンを揮発させてしまう.このため,経路選択がランダムとなってしまい,系全体としてスループットの減少が起きてしまう.本論文では,これらを解決するために,ノードの局所的リンクコストを考慮に入れ,エージェントの移動に制約を加えたフェロモン揮発法を提案する.ベンチマーク問題や典型的なネットワークトポロジーでシミュレーションを行い,その有用性を確認した.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? リンクの相対負荷とエージェント移動の制約を考慮したフェロモン揮発法の提案と評価(ネットワーク),2004 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003170619 AntNetにおいて,一定時間ごとにフェロモンを揮発させるフェロモン揮発法

収集済み URL リスト