- 著者
 
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             牛尼 剛聡
             
             渡邊 豊英
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 一般社団法人電子情報通信学会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.104, no.176, pp.223-228, 2004-07-06 
 
          
          
          
          - 被引用文献数
 
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             2
             
             
             
          
        
 
        
        
        ライフログは個人の活動を記録したデータである。ライフログを構成するデータの例として、個人が送受信した電子メール、視聴したTV番組、デジタルカメラで撮影した記録画像等があげられる。ライフログの特徴として、同一の活動が複数のメディアで記録されていることがある。それぞれのメディアには特徴があり、表現可能な内容には限界がある。メディアを統合化することにより、同一の活動を様々な視点から捉えることが可能となる。統合化されたライフログは、個別のデータ単体では表現できないコンテクストを相互に表現していると考えられる。本研究では、異種メディアで記録されたライフログを統合化し、コンテクストに基づいた検索を実現することを目的とする。統合化の際に問題となるのは、異種メディアの対応付けを厳密に行うことは困難であり、不確実性を伴う点である。本論文では、この問題に対応するために、推論ネットワークを拡張した検索モデルを提案する。なお、検索対象の例としてデジタルカメラや携帯電話などで撮影された記録画像を想定し、記録画像のコンテクストの推定には、利用者が送受信した電子メールのメッセージを利用する。