著者
森山 剛 坂内 正夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.6, pp.1122-1131, 2001-06-01
被引用文献数
29

本論文では, テレビドラマ映像の心理的内容に基づいた要約映像の生成手法を提案する.従来の映像要約の研究では, カットなどの映像の構造を利用する方法やビデオ中のオブジェクトに基づく方法などがほとんどであった.一方テレビドラマに対しては, 映像コンテンツの心理的な展開(盛り上がりなど)を視聴者は重要視していると考えられるが, 映像の心理面に基づいた方法はまだ提案されていない.テレビドラマは, 物理的構成要素としてトラック構造(カッティング、登場人物のセリフ, BGM, 効果音)を有しているが, 演出家などは特定の心理的な印象を表現するために経験的知識に基づいてその時間的構造を巧みに操作していると考えられる.そこで本研究では, この経験的知識に基づき, 心理的に重要な箇所をそれに対応するトラック構造の時系列パターンとして検出し, 要約映像を生成する手法を提案する.実験において本手法をテレビドラマ映像に適用した結果, 約14分の1の時間長に圧縮でき, 更に主観評価実験の結果, 本編内容の保存性能及び切出しの自然性に関しても本手法の有効性が示唆された.

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こんな論文どうですか? ドラマ映像の心理的内容に基づいた要約映像の生成,2001 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003184161 本論文では, テレビドラマ映像の心理的内容に基づいた要約映像の生成手法を提案する.従来の映像要約の研究では, カットなどの

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