著者
佐藤 正典 藤井 壽崇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波
巻号頁・発行日
vol.97, no.30, pp.35-42, 1997-04-25
被引用文献数
4

水中における超音波の非線形現象を解析するために、フォノンの概念を用いた。周波数ν波長λの超音波を、エネルギーhν、運動量h/λを持つフォノンの集まりと考え、量子力学的なエネルギーおよび運動量保存則を適用した。超音波の運動量の考え方により音の放射圧および音響流の理解が容易になる。さらにフォノンのエネルギーに関するパラメトリック崩壊のメカニズムは、サブハーモニック、キャビテーション、キャピラリー彼の発生メカニズムをうまく説明できる。これらの非線形現象に関する流体力学的解析とフォノンによる取り扱いはよく一致し、工学的応用に限れば、フォノンを用いる方法は見通しよく有効である。

言及状況

教えて!goo (1 users, 1 posts)

ニュートンが提唱した慣性の法則は、現在では運動量保存則へと一般化され、その一部として理解することができると思います。 光も運動量を持ちますから、運動量保存則は光にも適用され、何ものとも相互作用しない光は同じ運動量で飛び続けます。その意味で、光も慣性の法則と関係があります。 光の運動量が物質との相互作用によって変化する例としては、コンプトン散乱があげられます。参考↓ http:// ...

OKWave (1 users, 1 posts)

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