著者
末広 直樹 畔柳 功芳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IT, 情報理論
巻号頁・発行日
vol.93, no.380, pp.79-83, 1993-12-15

シャノンは,白色ガウス雑音の加わる帯域制限された通信路の通信路容量がC(S)=Wlog(1+S, N)であると提唱したが,本論文では,この通信容量を超えて情報を伝送する方法を提案する.この方法は,受信機内において,特定の通過させていた波形を保存し,その波形以上の雑音のスペクトラムをサンプル値の再配置によって拡散することにより,通過させたい波形を雑音から分離する,波形通過フィルタを用いるものである.この方法は,通信工学,計測工学など多くの分野に応用できる.

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こんな論文どうですか? 受信機内信号再配置による伝送路雑音完全消去の理論 : 受信機内符号化による通信路容量の克服(末広 直樹ほか),1993 https://t.co/WBhoNsltys

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