著者
田口 亮 村田 裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム
巻号頁・発行日
vol.93, no.34, pp.69-74, 1993-05-21

インパルス雑音除去やエッジ保存平滑化を目的に提案されている非線形フィルタにα-Trimmed平均値フィルタがある。本稿ではそのα-Trimmed平均値フィルタを多種の雑音が混合して重畳されている場合や重畳している雑音が非定常な場合に対応させるために、フィルタパラメータαを処理点ごとに可変させる適応型α-Trimmed平均値フィルタを提案した。αの可変は、局所統計量を用いて行うため、処理画像の先験的な情報を必要としない。さらに、適応型α-Trimmed平均値フィルタを2重窓型に拡張することにより、窓幅設定に関しても先験情報を必要としないフィルタ処理アルゴリズムとなった。

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CiNii 論文 -  局所統計量を用いた適応型α-Trimmed平均値フィルタの提案 https://t.co/xlbGUlPrGC #CiNii

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