著者
池田 和司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.502, pp.7-12, 2004-12-03

皮質領野のニューロンを特徴づけあるいは分類するため,情報幾何学の手法を応用した.スパイク列のインタースパイクインタバル(ISI)が平均発火率が時変のガンマ分布に従うという仮定のもとでは,この問題は統計学におけるセミパラメトリック推定として定式化される.これまで,ISIの統計的性質に関してC_V,S_K,L_Vなどの統計量が提案されてきたが,これらはセミパラメトリック推定問題に適当な仮定を追加した場合の近似解として表されることを示した.また,同じ仮定のもとで,情報幾何学的見地からより良い統計量を提案する.

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