著者
陳 春祥 小松 雅治 天野 橘太郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSE, 交換システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.96, no.251, pp.7-12, 1996-09-24

流星バースト通信は, 流星が大気圏に突入した時, 生成された細長い電離気体柱(これを流星バーストと呼ぶ)によるVHF電波の反射現象を利用した見通し外通信であり, 運用の簡単さや経済性などの利点を持っている. しかし, 通信路のオンとオフが確率的に変動しているので, 伝送中のパケット誤りと通信路の途絶によるパケットの消滅を制御することが不可欠である. 本稿では, 流星バースト通信システムにおいて誤り制御方式としてGo-Back-N ARQを用いた伝送プロトコルを考える. そして, メッセージの送信過程を通信路の確立, メッセージの送信と通信完了承認の3段階に分けて, メッセージの遅延特性の解析を行なっている. 更に, 解析とシミュレーションに基づいて遅延特性の性能評価を行い, 流星バーストの継続時間, システムのタイムアウト時間, 伝送速度と遅延特性の関係を明らかにする.

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こんな論文どうですか? Go-Back-N ARQ方式を用いた流星バースト通信システムの遅延特性,1996 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003234664 流星バースト通信は, 流星が大気圏に突入した時, 生成された細長い電離気体柱(これを流星バースト

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