- 著者
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加藤 研太郎
大崎 正雄
番 雅司
広田 修
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会総合大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.1996, 1996-03-11
量子信号検出過程において、誤り率を最小とする信号検出過程(量子最適受信機)は明らかにされたが、平均相互情報量を最大とする信号検出過程は明らかにされていない。一方、量子測定通信路における平均相互情報量I(X;Y)の上界がvon Neumann entropy S(ρ)であることはHolevoの定理として知られている。本稿では最も単純な2元の純粋状態を考え、von Neumann entropy及び量子最適受信機の平均相互情報量を計算し比較・検討を行う。