著者
大野 健彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.138, pp.31-36, 2000-06-15
被引用文献数
6

本論文では人がWWWを利用して目的の情報を探すプロセスを明らかにするため, ユーザーの視線を測定して注目している領域の種類を調べた結果について報告する.実験はあらかじめWWWプラウザの画面をキャプチャして得られた画像を被験者に提示し, 被験者に目的の情報を選択させる形式でおこなわれた.実験の結果, 被験者は一般に各領域に対して極めて短い時間しか注目していないということがわかった.また, 被験者が特定領域に長く注目している回数は, 問題によって大きく異なるという結果が得られた.これらの結果はWWW画面のデザインによってユーザーが目標を探し出すプロセスが大きく異なることを示しており, ユーザーの視線を測定することでWWWの画面デザインを評価できる可能性があることを示している.

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こんな論文どうですか? HIP2000-11 Web画面における情報選択行動と視線の関係(大野健彦),2000 http://id.CiNii.jp/NtSWL

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