- 著者
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北脇 信彦
金田 豊
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ
- 巻号頁・発行日
- vol.97, no.350, pp.9-16, 1997-10-29
わが国においては人口の高齢化が急速に進んでいる。高齢化が進むのに伴って身体に障害を持つ人の数も増えている。本論文では、最新の音声・音響技術を適用してNTTが開発した福祉サービスシステムと利用者の反応について述べる。開発した福祉サービスシステムは、聴覚害者用ステレオヘッドホンシステム、視覚障害者用朗読サービスシステム、福祉パソコンなどである。用いられた音声・音響技術は、人間の音声やコンサート音楽を収音し再生する音響技術、収音された信号の品質を損なわずに効率よく伝送する符号化技術、コンピュータや機械が人間の音声を理解する認識技術、逆に人間の言葉をしゃべる合成技術である。