著者
姜 偉 奥富 正敏 杉本 茂樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.585, pp.77-82, 2004-01-16

実環境における全方位の3次元情報の取得は、監視カメラなどのセキュリティや、バーチャルリアリティなどの分野で幅広い用途が考えられる。本論文では、2台のカメラを回転させることにより取得した4枚のパノラマ画像を用いて、全方位の3次元復元を行う方法について述べる。パノラマ画像は、回転角度ごとに各々の原画像から幅1ピクセルの2つの垂直スリツトを取り出して並べることにより作成する。距離情報は、水平および垂直エピポーラ拘束を利用し、3組のステレオペアによるマルチベースラインアルゴリズムによって獲得する。本論文では、提案手法が従来手法よりも測定精度が向上できると同時に、オクルージョンの問題も軽減できることを示す。また、合成画像並びに実画像を用いた実験を行い、提案手法の有効性を示す。

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【メモ】"ステレオマルチパースペクティブパノラマによる全方位3次元再構成(複合現実感とインタラクション) http://ci.nii.ac.jp/naid/110003273921 "

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