著者
相澤 清晴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.738, pp.1-9, 2004-03-12
被引用文献数
12

日常生活、体験のデジタル化が本研究の課題である.一生分の体験ログを映像として残すことができるだろうか.圧縮技術、HDDなどの蓄積技術の進歩や小型でウエアラブルになってきた情報機器の進展もあり、ハードウエアの壁は低くなっている.しかしながら、かりに長期間の体験映像を残せたとしても、膨大に残してしまったものの中からどのように欲しい映像をとってくるのだろうか?現在のホームビデオですらお蔵入りして目に触れることは少ない.欲しいところへ効率よくアクセスするための方策が必要である.通常の映像検索では、コンテンツに基づく検索が盛んに検討されている.これに対し、体験記録の場合、コンテンツよりも状況を表すコンテキストが役に立つ.このため、カメラばかりでなく、GPS、動きセンサ等々を用いる.街情報も併せてもちいるとキーワードの付与されていない映像を店の名前などのキーワードで探すこともできる.本発表では、我々の試みを紹介したい.また、体験記録の観点から関連する研究を概観する.

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