著者
長尾 智晴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.97, no.458, pp.17-24, 1997-12-18
被引用文献数
2

本稿では, 画像中の2次元図形・3次元物体の位置・大きさ・回転角度などを決定する処理である図形・物体のポジショニング処理について概説している. 本処理に対して従来から提案されているいくつかの手法について述べた後, 本処理には最適化手法が有効であることについて述べ, 遺伝的アルゴリズムを用いた手法を提案している. そして, 遺伝的アルゴリズムを用いた図形・物体のポジショニングの事例として, モデルを用いた2次元図形と3次元物体のポジショニング, 人物の顔領域抽出, 画像中の左右対称領域の抽出について, それらの適用方法と実験例を示すことによって遺伝的アルゴリズムを用いる手法の有効性を示している.

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