著者
吉野 峰生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.118, pp.67-74, 1999-06-17
被引用文献数
3

顔画像の個人識別の現状と将来の展望について法科学的観点から述べた。顔画像の識別は,一般に,顔の構成要素の形態学的分類基準に基づく比較,顔の人類学的計測並びに顔画像相互のスーパーインポーズ法の3手法によって行われている。顔画像相互のスーパーインポーズ法を実施するためには,犯行現場の犯人の顔画像と被疑者の顔画像を同じ撮影角度にする必要があり,被疑者の顔貌の3次元形状データを用いたビデオスーパーインポーズ法が開発されている。将来的には,顔画像上の解剖学的標記点間の距離や角度に基づいたマッチングにより,犯人の2次元顔画像から被疑者の3次元顔画像データベースに対して検索,照合が行えるようになるであろう。

言及状況

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こんな論文どうですか? 犯罪捜査における顔画像の個人識別,1999 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003275998 顔画像の個人識別の現状と将来

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