著者
大川 慶 和田 安弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.381, pp.17-24, 1999-10-21

パターン認識の研究において,ニューラルネットワークの学習などを応用した場合には,その学習に多数の多様な形状の文字が必要となるが,これらの多様な形状の文字を収集する方法として,人工的に変形された文字を利用することが考えられる.本報告において我々は,計算論的書字運動モデルが,文字の変形に応用できることを示す.ここで用いる計算論的書字運動モデルは,最適化原理を基にしており,モデルの表現としては,書字運動の経由点情報としたものである.つまり,経由点情報を変化させることによって,変形文字が書字運動の生成モデルにより生成可能である.本報告で我々は,遺伝的アルゴリズムによって経由点情報を変化させる方法を提案する.提案する方法によって,多様な文字形状が生成できることを示し,モデルにより変形された文字は,学習パターンセットとしての使用が期待できる.

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こんな論文どうですか? 遺伝的アルゴリズムによる書字運動経由点の変動による多様な文字の生成,1999 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003276043 パターン認識の研究において,ニューラルネットワークの学習などを応用した場合には,その学習に多数の多様な

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