- 著者
 
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             秦野 智也
             
             笠原 康信
             
             吉原 慎一
             
             片岡 陽一
             
             前田 洋一
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 一般社団法人電子情報通信学会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.104, no.380, pp.7-11, 2004-10-21 
 
          
          
          
          - 被引用文献数
 
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             2
             
             
             
          
        
 
        
        
        ノード間に複数の物理的なリンクが張られた状況において,それらを仮想的な1本のリンクとして扱う技術としてリンクアグリゲーションがIEEE 802.3adで標準化されている. IEEE 802.3adではフレームの順序が変動しないようにするために,各コネクションは1つのリンクを選択して伝送することを規定している.しかし,各コネクションが使用するリンクを複数のリンクから選択する方法が詳細には規定されていない.本稿では,複数のリンクの帯域利用効率を向上させるために,コネクションが使用するリンクをトラフィック状態に応じて動的に振り分ける方式を提案する.コネクションのリンク変更による対象コネクションのスループットの減少を防ぐため,提案方式は,リンク変更回数を少なくすること,コネクション間のリンク変更回数を均等にすることを特徴とする.また提案方式の帯域利用効率およびリンク変更回数について,シミュレーションにより評価する.