著者
石川 智治 小林 幸夫 宮原 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.259, pp.75-82, 1999-08-26
被引用文献数
8

過去に,音質評価語の収集及びグループ化を行い, それらを多次元空間にマツピングし, 解析することにより, 高度感性情報に関連する評価語群(16語)を明らかにした. しかしながら, 多次元空間内の心理距離による評価語のクラスタ化で, 少数の重要な評価語がクラスタ化されない事, 多次元空間内における解析で求められる評価語の重要度と衆目評価法による重要度の順序が一致しない事などの問題があり, これ以上の解析はできなかった. そこで, 聴取者の音楽再生における音の聴き方の違いから, 評価語のグループ化を行い, 各グループ毎に評価語の解析を行うという新しい考え方に基づき, 多次元尺度構成法(MDS)やDematel法を行った結果, 上記問題点が解決された. そして, 得られた各グループと高度感性情報との位置付けを議論すると共にキー評価語の抽出を試みた.

言及状況

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んで、電子情報通信学会では、4つの因子で分類できるが、いわゆる高度感性情報の再現、つまり微細な音の違いはその4つの因子には区分できないとなって、新たな評価語の選定に入ったと。ちょうどジッターによる音質変化が取り上げられたころ。 http://t.co/oMdY8pmbeu
参考論文は http://ci.nii.ac.jp/naid/110003284994 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003107059 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003284581 こんなところ。

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