著者
太田 憲 羅 志偉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
巻号頁・発行日
vol.98, no.671, pp.17-21, 1999-03-18

生体の運動には自覚的・意識的に行う運動と, 反射的・無意識的な運動とに分類することができる。また, 意識的に行う運動は繰り返し学習するによって次第に精練化され, 無意識的・反射的な運動技能へと変化していく特徴が認められる。この運動の無意識化は脳の上位レベルの負担を軽減するばかりでなく, それによって獲得された技能の蓄積によって巧みな運動を即時に遂行できると考えられる。生理学的な研究によれば, このような運動学習に大脳基底核が大いに関与していることが示唆されている。本研究では, 脳に関する生理学的な知見を参照し, リズム協応運動学習の実験を行い, 学習過程における運動の無意識化について考察する。

言及状況

Twitter (2 users, 2 posts, 0 favorites)

意識的に行う運動は繰り返し学習するによって次第に精練化され, 無意識的・反射的な運動技能へと変化していく特徴が認められる。。 https://t.co/69aymddsYa
リズム協応運動の学習と無意識化 「自覚的意識的に行う運動と反射的無意識的な運動… 意識的に行う運動は繰り返し学習するによって次第に精練化無意識的反射的な運動技能へ…脳の上位レベルの負担を軽減…技能の蓄積によって巧みな運動を即時に遂行」 http://t.co/oz6ncqYY

収集済み URL リスト