著者
飯田 尚志 門脇 直人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.96, no.86, pp.45-52, 1996-05-31
被引用文献数
3

米国のNII, GII構想に触発される形で,我が国の情報通信基盤に関する議論が活発となり,情報通信基盤技術に関して米国との遅れも明確になったことから,関連の研究開発の強化政策についてもかなり議論が行われている.ここでは,まず,米国の情勢について,NASAのACTS衛星実機とその成功に刺激された形での多くのKaバンドシステムが提案されていることを述べ,代表的なシステムとして,SpaceWay, AstroLinkおよびTeledesicシステムを概説する.次に,我が国の情報通信基盤に関する政策を述べ,1995年からは衛星通信と光ファイバが調和をとって整備されるべきことが認識されており,実験用高速通信衛星計画および日米高速衛星通信実験,G-7実験並びにN-STARを用いる実験が計画されていることを述べる,最後に,今後の課題について述べる.

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こんな論文どうですか? 情報通信基盤としての衛星通信システム : 最近の動向(飯田 尚志ほか),1996 http://id.CiNii.jp/NxmgL

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