著者
乙津 祐一 中井 和夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.389, pp.95-102, 1999-10-25
参考文献数
2

最近、成層圏(高度20km)に飛行船のようなプラットフォームを浮かべ、移動体通信、放送、データ伝送などに利用しようと言う動きが具体化してきた。郵政省,科学技術庁、通信放送機構共同の5ヶ年計画が動き出したところである。開発しようとしている成層圏システムは,静止衛星に比べて格段に自由空間損失が少なく,移動局側の小型化が可能である。 当社の人工地震による地下資源探査業務においては,末端のセンサシステム(RSU)を通常何キロもケーブルで繋いで,中央のデータ収集装置(CRU)に集めている。ここでは,それを無線化して成層圏プラットフォーム経由で,CRUにデータを収集するシステムを検討した。 当社の地震探査の現場では,RSUが数多く敷設され,それらが移動計測であることから,個々のRSUの回線設定が容易に、短時間で終了する必要がある。また,測定中,雨等でデータが中断することを極力避けたいと言う必然性もある。そのためには,移動通信に使われている2,3GHzが,最適なので,ここでは,無線局の免許が不要な2.4GHz(10mW)を用いて,オンラインデータ収集を検討したのでここに報告する。

言及状況

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@_kobashi @nolili http://t.co/br8j7bSVy7 こんな感じで大丈夫ですが、5GHz帯域の一部はレーダーと同様の周波数帯域なので制限されるようですね。今回は確実性を狙ってOtoduinoにしています。苦戦されているようで申し訳ない^_^;

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