著者
石原 一志 坪田 康 奥乃 博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.154, pp.19-24, 2003-06-19
被引用文献数
4

環境音を擬音語に変換するうえでの問題として,擬音語表現が聴者により異なるという聴者依存性の問題が挙げられる.本研究は擬音語への変換処理を聴者に依存する処理と依存しない処理に分けることでこの問題を回避し,3段階の処理により環境音を擬音語に変換する手法を提案する.(1)時間軸上のパワー包絡から環境音を音節単位で切り分け,(2)音長・減衰速度から音節構造を同定し,(3)音素グループを利用した音素認識により音節構造を擬音語に変換する.認識実験によりこれらの手法の妥当性を確認した.セグメンテーションでは83.7 %/ 99.1‰長音の認識では84.6 %/ 100.0 %の適合率/再現率を得た.

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