著者
青木 直史 伊福部 達
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.96, no.565, pp.25-32, 1997-03-06
被引用文献数
4

持続発声母音の自然性の要因として、ピッチゆらぎ(ジッタ)および振幅ゆらぎ(シマ)が重要な役割を担っていることが知られている。本研究では、これまでの報告で考察されているものよりも長時間のジッタおよびシマの解析から、これらが1/f^βゆらぎ、ここで、β≃1の特徴を示すことを明らかにした。さらに、1/fゆらぎとしてモデリングしたジッタおよびシマが、白色特性のジッタおよびシマよりも、正常な持続発声母音の知覚を喚起させるうえで有効であることを音響心理実験によって明らかにした。

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