著者
小坂 直敏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.95, no.534, pp.9-16, 1996-02-23
被引用文献数
14

Sinusoidal model(正弦波重畳モデル)に基づく音色の補間(モルフィング)アルゴリズムについて述べる。モルフィングは映像処理の分野で一般的な技術となっているが、近年、音合成の分野でも研究が活発になってきた。しかし、モルフィング自体の定義はあいまいで、研究者により問題設定が異なっていたり、明確なアルゴリズムとして記述されていないなど、まだ相互比較の段階ではない。本論文では、音におけるモルフィングの問題を紹介し、自動処理を前提にしたアルゴリズムについて、特に異なるメンバ数の二組の間で最適に対応する相手を見い出すアルゴリズムを中心にして詳細に述べる。また、定常楽音、および音声について、意図した補間音が得られたことを主観類似性評価試験により確認した。また、得られた合成音の品質評価結果についても報告する。

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こんな論文どうですか? Sinusoidal model による音色の補間(小坂 直敏),1996 http://t.co/xbn6OX2QOa Sinusoidal model(正弦波重畳モデル)に基づく音色の補間(モルフィング)…

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