著者
杉山 達彦 木下 哲男 白鳥 則郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.91, pp.1-6, 2000-05-19

インターネットのような広域分散型計算機ネットワーク上に実現された新しい情報空間で行われる多種多様かつ多数の参加者が行う社会活動を効果的に支援するためには, 仮想空間が参加者に社会的な現実感を高いレベルで提供することが重要である.我々は参加者と協力/協調するソフトウェアエージェントにより社会的現実感を強化する仕組みを提案しており, そのような機能をもつソフトウェアをソーシャルウェアと呼んでいる.ソーシャルウェアは参加者が個人あるいはグループで行う活動を社会的な側面から支える機能をもつが, そのためには仮想空間で参加者がどのような社会活動をしているかという参加者活動特性を把握し, さらに参加者がどのように扱われたいかという意図を確認しながら, 適切な支援を行う必要がある.本稿では, 我々が実現を目指している社会活動支援システムの例として, 現在開発を行っている研究活動支援システムを取り上げ, 研究活動における参加者活動特性の獲得と利用方法について提案する.

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RT @twitt_bot : CiNii - 研究活動における参加者活動特性の獲得と利用 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003299237
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