著者
春山 真一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.86, no.12, pp.1284-1291, 2003-12-01
参考文献数
33
被引用文献数
81

人間の目に見える可視光を用いた通信の技術的可能性や様々な応用について紹介する.従来の無線通信では,どこから信号が到来し,どこへ信号が飛んでいくかということを知るのはほとんど不可能であるが,目で見える可視光で通信を行うと,送信側は光を放つことでデータを送っているということを示すことができ,また,受信側は,データの送信元の有無や位置を確認することができる.また可視光通信の例として,照明器具を送信機として用いる場合,照明用の大電力をそのまま通信に使えば高速な通信を行うことができる.また照明以外にも広く使われている可視光素子(例えばLEDインジケータや広告ディスプレイなど)の光を変調させることで,ユビキタスネットワークの無線通信の一手段として利用することができる.また,交通信号機や車のヘッドライト,テールランプなどの可視光を変調させる方法を用いたITSへの応用も将来重要になってくるであろう.

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こんな論文どうですか? 可視光通信(<小特集>ワイドバンドシステム論文)(春山 真一郎),2003 http://t.co/VXcsptlW3P
こんな論文どうですか? 可視光通信(<小特集>ワイドバンドシステム論文)(春山 真一郎),2003 http://t.co/deBezBh4R9
こんな論文どうですか? 可視光通信(<小特集>ワイドバンドシステム論文)(春山 真一郎),2003 http://id.CiNii.jp/N3eyL

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