著者
徳久 雅人 中野 育恵 山下 智之 岡田 直之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.484, pp.21-28, 2001-11-29
被引用文献数
8

本稿では, 勧誘の対話について, 対話者の情緒を推定するためのルールベースを構築する手法について議論する.まず, 情緒を推定する過程を対話コーパス上に記述する.そのコーパスのタグは, 対話相手(被勧誘者)の心的状態, および, コーパス作成者のタグ付与の理由を表す.情緒推定ルールの作成者は, その付与理由を参照し, 心的状態を導くif-thenルールを作成する.こうして, 6対話を分析した結果, 118個の推定規則を作成することができた.次に, ルールベースの妥当性を評価する.すなわち, ルールベース作成に用いたコーパスの再現率, および, 他者が作成した同じ6対話のコーパスの再現率を調べた.その結果, 70%以上の再現率を得た.最後に, 対話システムの対話プランニングに情緒推定を応用した.幾つかの目標対話を生成することができた.以上により, 相手の情緒を推定するためのルールベースが構築できた.

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こんな論文どうですか? 情緒を加味した深いタスク指向の対話理解のためのルールベースの構築(徳久 雅人ほか),2001 http://t.co/5xay4RiGFn
こんな論文どうですか? 情緒を加味した深いタスク指向の対話理解のためのルールベースの構築(徳久 雅人ほか),2001 http://t.co/5xay4QrThb
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こんな論文どうですか? 情緒を加味した深いタスク指向の対話理解のためのルールベースの構築,2001 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003314440 本稿では, 勧誘の対話について, 対話者の情緒を推定するためのルールベースを構築する手法について議論する

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