著者
櫻庭 京子 今泉 敏 筧 一彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.353, pp.17-22, 1999-10-15

本研究では3∼10歳の幼児・児童を対象に音声による感情表現の発達的変化を検討した。幼児・児童46名から、喜び、悲しみ、怒り、驚き、平静の5感情を「ピカチュウ」という単語音声で表現したものを録音し、10名の成人聴取者による同定実験によって感情同定率を算出後、年齢と感情による同定率の変化を調べた。その結果、感情による同定率の変動は有意であったものの、各感情に共通して一貫した年齢による変化はなかった。しかし、感情によっては年齢に依存した発達的変化が観測され、感情表出の社交性、非社交性など社会的な要因が音声による意図的感情表現の発達に関係していることが示唆された。

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こんな論文どうですか? 幼児・児童の感情表現における発達的研究:聴取実験結果の分析 : 「ぴかちゅう」にこめられた感性情報(櫻庭京子ほか),1999 http://id.CiNii.jp/N4RkL
こんな論文どうですか? 幼児・児童の感情表現における発達的研究:聴取実験結果の分析 : 「ぴかちゅう」にこめられた感性情報(櫻庭京子ほか),1999 http://id.CiNii.jp/N4RkL

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