著者
王 宇 小野 智司 武田 和大 佐藤 公則 中山 茂
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.1-10, 2004
被引用文献数
4 1

本稿では,主成分分析を利用し,耳画像に基づいて個人認識を行う方式を提案する.近年,顔画像に基づく個人認識が広く研究されているが,顔画像は加齢や表情,体調の変化などに影響されるため,同一顔画像を長期間利用することは難しい.これに対し,耳は16歳前後から安定期に入り,形状が変化しにくいという利点がある.本方式は,入力画像に対し,輝度の正規化およびモザイク処理を施した後,主成分分析により,入力データの次元圧縮を行う.学習時には,1枚の入力画像に対して平行移動・回転を行った画像を登録することで,入力画像の位置ずれに対処する.実験により,提案する方式は110人の耳画像を99.7%の精度で認識できることを確認した.

言及状況

外部データベース (DOI)

はてなブックマーク (2 users, 4 posts)

[image][programming][bio]
[image][programming][bio]

Twitter (3 users, 3 posts, 1 favorites)

確実に耳が出ている刑務所みたいな環境ではいいのかも…(´・ω・`)RT @myrmecoleon: “CiNii 論文 -  主成分分析による耳画像を用いた個人認識” http://t.co/riSXo6hYpq
“CiNii 論文 -  主成分分析による耳画像を用いた個人認識” http://t.co/lUQq9xKqag

収集済み URL リスト