著者
横田 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, 1995-09-05

人間に近似した感性対応のシステムの、内部システムとして、入力系と記憶系との、市場的交渉システムが考えられている。ここで市場的にパタンの分類等の意思決定する部分が、今までは、1個の場合として考えて来た。実際には、市場の機能、規模に応じた、ある有限の数の意思決定主体系が参加し、活動する。又、感性対応システムは、個体的な系と、集団的な系とが考えられる。前者の個体的系にも、内部的には、ニューラルネット的に集団的系になっている。どちらにしても、全ての主体者系が、直接、間接を問わず、その市場に関係する。しかし、特に、人口的規模が大になれば、普通は、代理人的な機能体を介して、間接的に意思決定をしている。今回は、回路システムの立場から、間接的、中間的システムとしての、代議的システムを考える。特に、ノイマンのゲームシステム、アローの不可能システムを背景に「決戦投票的決定システム」や「量子代議的システムにおける、選挙的意思決定システム」との関連から考える。

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