著者
Okada Toyohi
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.327-350, 1965-09-30
被引用文献数
4

日米科学協力研究による, 1963年度の沖繩昆虫相調査の結果のうち, 西表, 石垣, 沖繩各島において, 平嶋義宏, 緒方一喜, 山崎柄根3氏によつて採集された, 約1850頭のショウジョウバエを検する機会を得た, 従来沖繩産として2属8種のみが知られていたが, 本調査の結果7属28種が得られ, 種名のつけられたものの合計は, 8属31種となつた.カグヤショウジョウバエZygothrica asiatica (Okada)の雄の頭部は, 左右に著しく伸長しているが, それと雌の通常の頭部との比較を, D'Arcy ThompsonのCartesian Coordinate法を用いて行なつた結果, 部分的には, 横軸(縦軸)に沿う伸長は, 縦軸(横軸)に沿う短縮を伴なうという, 体物質補償の現象が認められた.

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@ryuhixryuhi カグヤショウジョウバエの頭部は結構いい感じですねhttp://t.co/GRI0RTru

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