著者
萩原 薫
出版者
東京昆蟲學會
雑誌
昆蟲
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.421-430, 1977

京都府下芦生演習林におけるセッケイカワゲラEocapnia nivalis (UEENO)の生活環について, 1973年10月から1974年3月にかけて調査した.1. セッケイカワゲラの幼虫が枕谷および沢谷において, 成虫が枕谷において採集された.2. セッケイカワゲラ幼虫は11月から2月にかけて主に河床の沈葉中にすみ, 水温4℃前後の12月には終令への移行と羽化を開始し, 2月末までにほぼ羽化を完了する.3. セッケイカワゲラ成虫の頭幅は12月から2月にかけて小型化するが, これは良く成長した個体が早く羽化するためであろうと考えられる.4. セッケイカワゲラ成虫の雪上での活動は気温約-4℃以上のとき主に日中に認められる.

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萩原さんが生物やってたときの、めっちゃ引用されてるらしい論文ってこれかなhttps://t.co/qS5214ytTb

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