著者
鳥井 弘之
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
研究技術計画 (ISSN:09147020)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.48-54, 1986

新製品開発12事例が紹介されている.採り上げられた事例は,日本経済新聞,日経産業新聞に過去1年間に掲載された新製品のうち,技術的な先進性や技術集約度の高いと思われるもの約600件の中から選ばれ,その後詳細なヒアリング調査がおこなわれた60件余りのうちの特に興味深いものである.新製品開発プロセスを総括すると,(1)開発課題の発見,(2)開発目標の設定,(3)開発作業,(4)製品の評価の4つのステップに分けることができる.日本企業の技術陣の目標接近能力は極めて高い.今後は課題発見と目標設定能力が求められている.プレークスルー・ポイントが(1)(2)である場合に,新鮮な新製品開発に結びつくケースが目立つ.

言及状況

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25年も前の論文だけど面白かった。考察は短いけど納得 > "新製品開発に見るブレークスルー・ポイント", 鳥井 弘之, 1986, 研究技術計画 1(1), pp.48-54 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003774889
新製品開発に見るブレークスルー・ポイント <http://ci.nii.ac.jp/naid/110003774889> 古い文献だが、事例研究としては非常に貴重な資料。こういうのを見るたびに戦略は個別解であるとつくづく感じてしまう。
ちょっと古いが・・・新製品開発に見るブレークスルー・ポイント<http://ci.nii.ac.jp/naid/110003774889>

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