著者
梅干野 成央 土本 俊和
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.45, pp.271-274, 2002-06-23

本論は、持続可能な社会を目指す思想の基盤ができつつある現在、その思想の原点である中間技術の思想を再び見つめ直すものである。中間技術の思想は「小さいこと」、すなわち人間的な規模の取り組みを重視するものであり、『永続性』という生活目標のもとに構成される。中間技術の思想が仏教に影響を受け提唱された事実から、その生活目標である『永続性』を"朽ち果て、循環していく<循環-永続性>"という仏教の観念のもとに捉える。それをもとに、中間技術の開発を行い、人間的規模である地区において展開していくことで、持続可能な社会を形成する。

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