著者
Sarierler Murat Cullu Emre Yurekli Yakup BIRINCIOGLU Serap
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.66, no.9, pp.1137-1142, 2004-09-25
参考文献数
27
被引用文献数
21

18か月齢雌のドーベルマンピンシェル犬が1か月前からの右前肢跛行でAdnanMenderes大学獣医学部附属教育病院に上診した.各種検査所見から,症例は動脈瘤性骨嚢胞と診断され,外科的な嚢胞内膜の掻爬と骨セメント注入による治療の結果,12か月後に治癒した.本症例の結果は,周囲組織の損傷を伴っていても骨融解がない動脈瘤性骨嚢胞では外科的掻爬と骨セメントによる治療で良好な予後が得られる可能性を示した.

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