著者
秋葉 和温
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獸醫學雜誌 (ISSN:00215295)
巻号頁・発行日
vol.22, no.5, pp.309-PLATE I, 1960-10-30

鶏の Leucocytozoon 病(L. caulleryi)は北海道と東北の一部の県を除いた各県に分布すると共に, 台湾, 印度支那, 泰, エジプドにも存在している. またその種類も5種類記載されている. しかし, その中間宿主は何れの種類においても未だ明らかにされていない. 私は今回, ワクモ (Dermanyssus gallinae), アカイエカ (Cnlex pipiens pallens) とニワトリヌカカ (Culicoides arakawae) の3種の吸血ダニならびに昆虫について媒介試験を試みた結果, ニワトリヌカカ体内に Zygote, Oocyst, Sporozoite が多数例に認めることができると共に, Sporozoite のみられたニワトリヌカカ乳剤を雛の静脈内接種により13羽の人工感染雛を得ることができた. また gametogony の出現は14日前後で末梢血液塗抹標本で検出しえた. これらの成績からニワトリヌカカが L. caulleryi の中間宿主であることが明らかになった.

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こんな論文どうですか? 鶏の Leucocytozoon に関する研究 : II. ニワトリヌカカによる L. caulleryi の媒介について(秋葉 和温),1960 http://t.co/vlTCtSGU
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