著者
矢内 浩文 森 太香夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.419, pp.1-6, 2005-11-12

人間が生成するランダムシンボル系列のデータを分析し, そこに見られる興味深い性質を発見した.シンボル列としては0から9の数字と, 日本語のかなのうち「あかさたなはまやらわ」の10文字を用いた.生成手段としては口頭とと横一列に並んだキーの2種類を用いた.かなを用いたランダム系列生成実験では, かなの発生頻度が五十音図の順に減少する傾向が見られた.数字の場合にはそのような傾向は見られずほぼ一様な分布が観察された.日常の日本語使用でのかなの発生頻度がほぼ五十音図に対して減少傾向があることと対比すると興味深い結果である.生成手段については, キーボードで中央付近の数字が多く発生する傾向が観察された-被験者の主観報告にはそのような偏向はなかったにもかかわらず.

言及状況

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心理学はまったくの専門外なうえ, 直接のデータは紹介できませんが ip_ippoさんが調べる際の手がかりになれば幸いです ですので, 他の方の回答を期待します 人間にデタラメな数列を作らせて,デタラメさの度合いを分析する研究は1950年代ごろからあるようです 例えば 長谷川芳典(2006) http://www.okayama-u.ac.jp/user/hasep/ ...

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