著者
福島 昌子 清水 千代子
出版者
群馬県立県民健康科学大学
雑誌
群馬県立医療短期大学紀要 (ISSN:13403893)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.47-55, 2004-03
被引用文献数
1

目的 : 本研究は,一人暮らし高齢者の生活状況から地域で自立した生活を送るための要素と支援体制について明らかにすることである.方法 : 通所介護を利用し,地域で生活をしている一人暮らし高齢者19名から面接法にて得られた内容の分析を行った.結果 : 一人暮らし高齢者が自立した生活を送るための要素として,(1)健康意識に伴う日常生活行動(2)経済の安定(3)配偶者・友人の死に対する受容(4)他者との良好な交流関係(5)社会参加(6)社会サービスの有効利用が導き出された.結論 : 一人暮らし高齢者が地域で自立した生活を送るための要素は,ハビガーストの老年期の発達課題を達成していくことであると考えられた.そして,緊急時対応へのサポート体制が必要であることが示唆された.

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一人暮らし高齢者が自立できる要素 http://t.co/eGXLKdwzmC 『ハビガーストの老年期の発達課題』????
CiNii 論文 - 「一人暮らし高齢者が自立できる要素」〜PDFあり KJ法で分かりやすく図式化してあり、自立も身体、精神、社会の三層で考察されていてバランスがよい内容。 http://t.co/3nmNukWD #CiNii

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