著者
飛田 範夫
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.357-360, 2000-03-30
被引用文献数
1

江戸時代の大坂の植木屋の中で,高津の吉助は江戸の植木屋と並ぶほど大規模なもので,天満天神と下寺町と北野寺町は社寺の参拝客を対象にしたものだった。新町は遊廓の中で季節的に店を出し,道頓堀や難波新地の植木屋は遊興の客を相手にしていた。人か集まる場所であることと植木を仮植できる土地があることが,植木屋が店を設ける条件になっていたと言える。せり市を開催して全国各地に出荷したり,株仲間を形成したことも繁栄した理由だろう。供花や生け花用の草花は,南御堂前や天満天神周辺などのような人が多く集まる場所で販売されていた。玉造が草花の生産地になっていたのは,鮮度を保つ上で大坂近郊であることが必要だったからだろう。

言及状況

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こんな論文どうですか? 大坂の植木屋と花屋(平成12年度 日本造園学会研究発表論文集(18))(飛田 範夫),2000 http://t.co/DZNi9RusbG
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これ、おもしろい。。。。  > http://t.co/OeypGbrmnz #CiNii CiNii 論文 -  大坂の植木屋と花屋(平成12年度 日本造園学会研究発表論文集(18))
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